<AmazonPrimeVideo独占配信> 実写ドラマ Fallout をレビュー

海外ドラマレビュー

はじめに

大人気ゲームシリーズ「Fallout」を実写ドラマ化した本作。

発表された時から「Falloutの実写化はどうかなあ」という疑念がありましたが、それらを一蹴するほどの出来で感動しました。

筆者の見たゲームのドラマ化でいうと、

2023/The Last Of Us や 2019/ウィッチャーなどが記憶に新しいですがどれも出来が良く、 The Last Of Usは原作の大ファンでドラマ化にも期待していましたが、そんな期待の遥かに上を行く作品で驚いたのを覚えています。

ウィッチャーはゲーム未プレイで視聴しましたがとても楽しめる作品で、見終わってすぐにゲームを買ってプレイしたのが記憶にあります。

今後もゲームの実写化には期待を感じずにはいられませんね。

こちらは予告動画ですが、この動画からでもFallout独特の雰囲気を感じることができます。

筆者はゲームであるFalloutシリーズを「Fallout4」,「Fallout76」をプレイ済みなのですが、ゲームを体験したことのある人なら必ず楽しめる作品になっているのはもちろん、未プレイの方でも楽しめる作品に仕上がっていると思います。

作品情報

FalloutLink

2024/Fallout

監督: ジョナサン・ローラン

プロデューサー: ジョナサン・ローラン,リサ・ジョイ, ジェニーヴァ・ロバートソン=ドウォレット, グレアム・ワグナー, トッド・ハワード, アテナ・ウィッカム, ジェームズ・アルトマン, ジェームズ・W・スコッチドープル, マーゴット・ルリック

出演:ウォルトン・ゴギンス, エラ・パーネル, アーロン・モートン

本作「Fallout」のあらすじ

はじまり

2077年に核戦争によって勃発し、荒廃した世界で3人の主人公の運命が複雑に交錯することで物語が展開されていくポスト・アポカリプスものとなっている。

エラ・パーネルが演じる Vault33 居住者の「ルーシー

ウォルトン・ゴギンズが演じる 元西部劇スターのグール 賞金稼ぎの「クーパー

アーロン・モートンが演じる 軍事組織 Brotherhood Of Steel (B.O.S)に所属する兵士「マキシマス

上記3人が本作の主人公になる。

始まりは2077年、主人公の一人である「クーパー」は娘と共に、友人の息子のパーティーに参加していた。

楽しいひと時を過ごすクーパーであったが、突如として始まった対立国との戦争によって核攻撃を受ける。

阿鼻叫喚の中、娘を連れて核シェルターを目指す。

219年後

前述した核戦争によって、文明は滅び、世界が核汚染される中、戦争前からVault-Tec社が建設していた核シェルター「Vault」の中で生活する人々がいた。彼らは、シェルター内にて規律を守り、民主主義社会を形成していた。

アメリカに点在するVaultの中のロサンゼルスにある「Vault33」にて生まれ育った本作の主人公の一人「ルーシー」はVault32からやってくる男との結婚するため、パーティの準備を進めていた。

しかし、Vault32からやってきたVault居住者だと思っていた人々は、ウェイストランドの悪党だった。

自身の命を狙う結婚相手を装った男と対峙するルーシーはなんとか生き延びるが、シェルター内では混乱が起こり、多くの犠牲者が出ていた。

そんな中、ルーシーの父であるハンクが悪党に連れ去られてしまう。

彼女は、荒廃し悪党がのさばる地上(ウェイストランド)に父を助けに向かうことを決意する。

その頃、2人目の主人公「マキシマス」は軍事組織「Brotherhood Of Steel (B.O.S)」に所属していた。

マキシマスは、上官や兵士から暴力を受ける日々の中、生活していた。

ある日、彼はゲームでも馴染みのあるパワーアーマーという大きな鎧を纏ったタイタスと呼ばれる兵士の従者に任命される。

彼は重大な任務をこなしている途中、放射能汚染されミュータントと化した凶暴な熊に襲われ、彼の援護が遅れたことでタイタスが重症を負ってしまう。

横暴で傲慢な態度を取るタイタスを見て、B.o.Sのあり方について疑念を持ち、治療すれば助けられたものの、見殺しにし、自身がパワーアーマーを纏いタイタスを装うことになる。

その時、B.o.Sからエンクレイヴという組織から逃げ出した科学者を追えとの報せを受け、マキシマスはタイタスを装ったまま任務を続行する。

そして最後の主人公の一人「クーパー」は、大量の放射能に汚染されグールと化し、200年以上という長い月日を生きていた。

父を助け出すために、地上に出たルーシーは街にたどり着くものの、秩序と平和を維持していたVaultの中では想像だにしないほど、殺伐とし重苦しい雰囲気の漂った街に息を呑む。

ルーシーはこの街で、父を助け出す鍵を握る科学者に出会う。

そして偶然にも懸賞金のかけられた科学者の命を狙うべく、クーパーも街に訪れていた。

この街で、ルーシーとマキシマスとクーパーはこの科学者をめぐり、物語が展開されていくことになる。

なぜ、B.o.Sが科学者追うのか、なぜ懸賞金をかけられ命を狙われているのか、ルーシーは父を助け出すことが出来るのか。

三者三様の思惑が緻密に交錯し、徐々に明らかになっていく真実にどのような結末が待っているのだろうか。

ドラマ「Fallout」を見た感想

ドラマ「Fallout」を見た率直な感想としては「ゲームのファンの心を掴みつつ、知らない人でも世界に入り込める作品」といったところだと思います。

フォールアウト特有のポスト・アポカリプス感というか殺伐とした物々しい雰囲気をとても良く反映されているな、という印象を受けました。

ウォルトン・ゴギンズの特殊メイクであるグールの出来も圧巻でとても驚きました。

途中、ガルパーと呼ばれるミュータントが出てくるのですが、そちらのCGなども思わず目をそらしたくなるほどのグロテスクさというか、独特の気持ち悪さみたいなものが感じられて、作中を通して良くできているな、という感想が終始出てきます。

シーズン2の制作も決定しているようなので、楽しみですね。

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